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アクティブリスニング③|非言語的サインに気づく

2025 5/30
コミュニケーション方略
アクティブリスニング 非言語コミュニケーション ボディランゲージ 学生との対話
2024-10-152025-05-30
nonverbal

目次

1.はじめに:非言語的サインの重要性

学生との対話において、非言語的サイン(ボディーランゲージ)は、言葉以上にその時々の彼らの心情や思いを反映することが少なくありません。

とりわけ、心理的なサポートを提供する場合、
学生の姿勢や表情、視線といった非言語的なヒントに気づくことはとても重要です。

逆に応対する側の姿勢や表情が学生に与える影響にも注意が必要で、
カウンセラーも普段からよく気にかけるポイントです

今回は、非言語的サインの重要性について解説し、学生支援に活かせる技法をご紹介していきます。


感情や態度の伝達において、言葉が占める割合はわずか7%であり、
表情や声のトーン、身体の動きが大半を占める

Albert Mehrabianの研究(1971)
メラビアンの法則

2. 非言語的サインとは

非言語的サインは、”コミュニケーションの中で言葉以外に表れるもの全て”を指します。

たとえば、

  • 身体の姿勢
  • 手の動き
  • 表情
  • アイコンタクト
  • 呼吸の速さやリズム …などです。

たとえば、以下の学生の様子からは、どのような非言語的サインが読み取れるでしょう?

読み取れるサインの例

  • 視線を逸らす
  • 怪訝な表情
  • 落ち着きがない、そわそわしている
  • 腕を組んでいる

読み取れるサインの例

  • カバンを膝に置いたまま
  • 手元が隠れている

これらの非言語的なサインを察知し、適切に反応することで、学生は安心してその場にいることができます。

信頼関係を築く上でも大変役に立ちます。

3. 非言語的サインに気づくための具体的方法

1. 学生の姿勢を観察する

学生が示す姿勢は、彼らの心の状態を反映する重要な要素です。

例えば、リラックスした姿であれば安心している可能性が高く、
逆に緊張している場合は身体がこわばっていたり、縮こまっていることがよくあります。

教職員は学生の姿勢を観察し、その時の心情を読み取る手がかりとすることができます。

2. アイコンタクトと視線の動きに注目する

アイコンタクトは、相手がどれだけ関心を持っているか、もしくはどれだけ居心地が悪いと感じているかを示します。

学生がアイコンタクトを避ける場合、話しづらさや不安を抱いている可能性があります。
逆に、しっかりと目を合わせている場合は、話に興味を持っていたり、信頼を感じている証かもしれません。

教職員は視線の動きに注意を払いながら、学生が伝えようとしていることを理解する姿勢が求められます。

3. 表情の変化を敏感に察知する

微笑んでいた学生が急に眉をひそめたり、口元を硬く閉ざしたりする場合、
話題に対する心情が変化しているかもしれません。

表情の変化も、学生の感情状態を示す重要なサインです。

微細な表情の変化を捉え、適切なタイミングで反応することが大切です。

4. 呼吸のリズムと速さに注目する

呼吸は、学生の緊張度やリラックス度を反映する非言語的サインの一つです。

速い呼吸や浅い呼吸は、緊張やストレスのサインであることが多いです。
一方、ゆっくりとした深い呼吸は、リラックスを表している傾向があります。

ミルトン・エリクソンという偉大な心理療法家は、
クライエントの呼吸を感じ、自身の呼吸を巧みに操作して支援に活かしたそうです。

4.非言語的サインを読み取るための注意点

非言語的サインを解釈する際には、いくつかの注意点があります。

まず、個人差が大きいことを理解することが重要です。
ある学生にとっては普通の行動が、別の学生にとっては不安や緊張を表す行動である場合もあります。
したがって、非言語的サインを過度に一般化せず、文脈に応じて慎重に解釈することが必要です。

また、文化差が大きい事を理解することも大切です。

たとえば、日本では目上の人の前で足を組むことは失礼とされることもありますが、

米国では足を組む仕草は友好的な雰囲気を示すジェスチャーとされます。

このように、

文化差が大きいジェスチャーがあることも知っておくと良さそうです。

5. まとめ

非言語的サインは、学生の心の状態を理解するための重要な手がかりです。
教職員がこれらのサインに敏感に気づき、適切な反応を示すことで、学生は「理解されている」と感じ、信頼関係を深めることができます。

日常的に学生との対話の中で、非言語的サインに意識を向け、学生が安心して話せる環境を提供することが、効果的なコミュニケーションの第一歩です。

また、教職員が示す表情や態度は、学生に少なからず影響を与えます。
オープンな姿勢をとり、穏やかな表情でやり取りすることは、学生とのコミュニケーションを促進することでしょう。

コミュニケーション方略
アクティブリスニング 非言語コミュニケーション ボディランゲージ 学生との対話
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