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困難な対話への対処法|感情的な学生への対応

2025 5/30
コミュニケーション方略
感情 怒り 傾聴 感情コントロール コミュニケーション
2024-10-302025-05-30
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目次

1. はじめに

大学で学生と向き合う中で、感情的に話す学生や、時には怒りを向けてくる学生と対話する場面に直面することがあります。

こうした状況において、教職員は冷静に対応し、学生を支援するためのスキルが求められます。

本記事では、感情的な学生への対処法や、教職員が自身の感情をコントロールする方法、
そして学内相談機関との連携の重要性について解説します。

これらの方法を活用することで、感情的な対話を建設的なコミュニケーションに変えるよう方向づけることが可能です。

2. 感情的な学生との対話における背景と注意点

学生が感情的になる原因には、学業の不安や対人関係の問題、さらには将来への不安など
実に様々な要因が考えられます。

心理学の研究では、怒りの表出は、実際にはサポートや理解を求めているサインであることが示されています(例えば、Berkowitz et al., 2002)。

そのため、教職員は感情的な反応に直接反応するのではなく、
その背後にある学生の「本当の声」に耳を傾けることが重要です。

3. 感情的な学生への対応方法

感情的な学生に対応する際には、いくつかの基本的なステップを踏むことが効果的です。

STEP
冷静さを保つ

学生が怒り等の感情をぶつけてきた場合、教職員が感情的に反応してしまうと、対話がさらに複雑化する恐れがあります。

まずは冷静さを保つことを心がけ、落ち着いたトーンで応答することが大切です。

教職員自身が呼吸を整え、落ち着いた言葉で対話を進めることで、学生も徐々に落ち着く傾向があります。

怒りが長続きしないことは多くの研究で示されており、
適切な対応をすることで対話がスムーズに進むことが期待できます
【感情の自然な収束】

強い怒りが生じると、心拍数や血圧が上昇しますが、この生理的反応は数分でピークに達し、その後は緩やかに減退します。
【生理反応のピークと減退】

怒りが一時的な反応であると理解することで、冷静な対話が可能になります。
教職員は、学生の怒りを過度に恐れず、感情が収まる時間を見計らい、落ち着いた対応を心がけると良いでしょう。

STEP
アクティブリスニングの実践

アクティブリスニングの実践
感情的な学生には、「アクティブリスニング」の姿勢が効果的です。

詳細については、下記の関連記事を参考にしてください。

相手の話を遮らず、
 「なるほど」
 「〇〇ということですね」
といった共感の言葉を交えながら耳を傾けることで、学生は自分が理解されていると感じやすくなります。

あわせて読みたい
アクティブリスニング②「反応の仕方」編 1.はじめに:学生との対話における反応の重要性 教職員が学生と対話を行う際に、 アクティブリスニングが重要であることは「質問の仕方」編ですでに述べました。 アクテ…
STEP
ポジティブな反応とフィードバック

学生が自分の感情や問題を共有している場合、その勇気を評価する言葉をかけることも重要です。

例えば、「話してくれてありがとう」や「率直に伝えてくれたことに感謝します」といった言葉は、学生の自己表現を肯定し、安心感を提供します。

教職員

あなたの気持ちを教えてくれてありがとう。
おかげで、どうサポートすれば良いかが少し分かりました。

4.教職員の感情コントロールとセルフケアの重要性

感情的な学生に対応することで、教職員自身も精神的に疲弊することがあります。

教職員は、自分の感情に気づき、ストレスを抱え込みすぎないことが大切です。

ストレスの軽減には、セルフケアや感情のリフレクションが大切と考えられます。
ぜひ、以下の方法について試してみてください。

睡眠の重要性

十分な睡眠がとれていない状態では、感情の調整機能が低下し、イライラや焦りが増します。

日々の業務において冷静で建設的な対応ができるために、普段から良質な睡眠をとることをお勧めします。

  • 教職員自身が心身ともに健やかでいることが、円滑な学生支援のためには不可欠です!
自分の感情に気づく

対応後、自分がどう感じたかを確認する習慣を持つことが大切です。

身近な同僚に報告をするのも良い方法でしょう。

「今日は少し疲れた」「不安を感じた」など、
感情を具体的に認識することで、必要なセルフケア方法を考えるきっかけになります。

  • 外だしすることで、余計な“心のメモリ”を取らずに済みますし、少し自身や周囲の状況が客観的に見えやすくなります

5. 連携に基づく支援:

感情的な学生に対する支援には、教職員一人で対応するよりも、周囲の同僚や学内の相談機関との連携が効果的です。

教職員が連携先と協力することで、学生はより継続的な支援を受けることが可能となり、長期的なサポートが実現します。

連携の手順を確認する

事前に、部局内での対応方法や連携方法を確認しておくことで、
必要な際に迅速な対応が可能です。

例えば、学生の同意を得た上で、具体的な状況を教職員間で共有する手順を設定しておくと学生対応がスムーズになると考えられます。

  • 学生の様子や相談内容によっては、教職員が複数人で対応したケースがあります。
  • また対応が難しいケースでは、事前事後の打ち合わせが重要になります。
学内相談機関へ紹介する

学生が深刻な不安やストレスを抱えている場合、学生相談室への紹介を検討してください。

学生相談室のカウンセラーは、学生が感じている不安や悩みについて専門的な視点からサポートを提供できます。

また修学や研究に関して、本人の同意を得て、教職員と連携して学生支援にあたることは少なくありません。

  • 学生がすぐに学生相談につながらないケースでは、学生相談室では、教職員のみの相談にも応じています(コンサルテーション)。
  • 学生相談室では、定期的な打ち合わせやフィードバックセッションにも応じています。

6. まとめ:

感情的な学生との対話には、冷静さや共感的な姿勢が求められます。教職員が自身の感情をコントロールしながら、学生の言葉に耳を傾けることで、対話は円滑に進み、問題解決へと導かれます。

また、学内相談機関と連携することで、学生が安心して相談できる環境を提供することが可能です。これにより、教職員も学生も共に心の負担を軽減し、信頼関係を築くことができます。

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